赤ちゃんの成長に合わせて「おくるみ(スワドル)」のサイズを選びたいけれど、どれが正しいのか分からない…そんな悩みを抱えていませんか?
など、初めての育児では迷う場面がたくさんありますよね。
本記事では、「スワドルアップ」のサイズ選びについて、基本の考え方から間違えやすいポイントについて書いてます。
さらに寝返りや成長に応じたステージの移行タイミングまで、分かりやすく解説します。
体重やフィット感を基準にすることで、赤ちゃんが快適に過ごせるサイズを選べるようになりますよ。
「なんとなく月齢だけで選んでいたけれど、実はサイズが合っていなかったのかも…」そんな不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むことで、あなたの赤ちゃんにぴったりなスワドルを見つけるための判断軸が手に入ります。

スワドルアップのサイズ選びは赤ちゃんの体重で決める
基本のサイズ対応表
ステージ | サイズ | 体重目安 | 月齢目安 | 対応する特徴 |
---|---|---|---|---|
ステージ1 | S | 3.5〜6kg | 0〜3ヶ月 | 新生児用、腕が内側に固定 |
ステージ1 | M | 6〜8.5kg | 2〜4ヶ月 | 成長が早い子向け、ゆとりあり |
ステージ2 | M | 6〜8.5kg | 3〜6ヶ月 | 腕出し可能、寝返りに対応 |
ステージ2 | L | 8.5〜11kg | 6ヶ月以降 | 大きめ赤ちゃん対応、安心の設計 |
スワドルアップのサイズを選ぶうえで最も基本的なのは、「体重」を基準にすることです。
月齢だけでは赤ちゃんの成長スピードに個人差があるため、サイズが合わないという事態になりがちです。
メーカーでも推奨しているように、まずは体重で適正サイズを判断するのが賢明ですよ。
たとえば、Sサイズは3.5〜6kg、Mサイズは6〜8.5kg、Lサイズは8.5〜11kgと、非常に明確な基準が設けられています。
この範囲にお子さんの体重が収まっているかどうかが、第一の判断基準になります。
もちろん、ギリギリのラインにいる場合は迷うかもしれませんが、そのときは次の「フィット感」や「身長」も考慮して最終的な判断をするといいでしょう。
大切なのは、快適に使えることですからね。
┌───────────────┐
│ 赤ちゃんの体重は? │
└───────────────┘
↓
<3.5kg → NBサイズ(旧製品、取扱少)
3.5〜6kg → ステージ1「S」
6〜8.5kg → ステージ1 or 2「M」
8.5〜11kg → ステージ2「L」
↓
┌───────────────┐
│ 寝返りしてる? │
└───────────────┘
↓
Yes → ステージ2に切替
No → ステージ1継続可
体重を基準にする理由とは
なぜ月齢ではなく体重を重視するのかというと、それは赤ちゃんの個々の発育スピードに大きなばらつきがあるからです。
月齢が同じでも、体重は1kg以上差が出ることも珍しくありません。
体重を基準にすれば、より確実にフィットするサイズを選ぶことができますよ。
さらに、スワドルアップは体に密着する設計なので、ぴったりサイズであることがとても重要なんです。
体重が重すぎると窮屈に感じてしまうし、逆に軽すぎると余裕がありすぎて、顔に布がかかる危険もあります。
だからこそ、体重という「数字」で確認できる指標を重視するべきなんです。
見た目や感覚だけに頼らず、正確なデータに基づいて判断しましょう。
身長や体格に応じた判断の工夫
ただし、体重だけに頼るのも注意が必要です。
赤ちゃんによっては、同じ体重でも身長が長かったり、お腹まわりが大きかったりすることがあります。
そんなときは、身長や胴まわりのサイズもあわせてチェックすると良いですよ。
たとえば、身長がすでに上限ぎりぎりに達している場合は、ひとつ上のサイズを検討するのもアリです。
また、スワドルアップの製品によっては胴まわりの目安もあるので、それも確認しておくと安心です。
要は、体重を中心にしながらも、全体のバランスを見て判断するということですね。
赤ちゃんにとって一番心地よいサイズを見つけるために、柔軟な視点を持つのがポイントです。

間違えやすいサイズ選びとその対策
「大きめを買う」落とし穴
「どうせすぐ大きくなるから…」と、大きめのサイズを選んでしまうのは、多くのパパママがやってしまいがちな失敗です。
でも、スワドルアップの場合はその考えが逆効果になることもあります。
なぜなら、フィット感が非常に大事な設計になっているからです。
大きすぎるスワドルは、赤ちゃんの顔に布がかぶさってしまう可能性もあり、思わぬ事故につながるリスクがあります。
さらに、腕や胸まわりがダボついていると、赤ちゃんが安心して眠れないことも。
結果として、せっかく購入しても使えなかったというケースも少なくありません。
長く使いたい気持ちは分かりますが、安全と快適性を最優先にして選びたいですね。
「月齢=サイズ」ではない理由
「生後3ヶ月だからMサイズかな?」という月齢ベースの選び方も、実は落とし穴になりがちです。
前述の通り、赤ちゃんの発育は本当に個人差が大きいため、月齢だけで判断するとサイズが合わない可能性が高くなります。
実際には、生後3ヶ月でも体重が5kg程度ならSサイズのほうがフィットすることもあるんです。
逆に、2ヶ月で6kgを超えているなら、Mサイズのほうが安心かもしれません。
こういったズレが起こりやすいからこそ、月齢はあくまで参考程度にとどめておくのがベストです。
判断基準はあくまで体重とフィット感ですよ。
正しい情報収集のポイント
初めてのスワドル選びは、ネットの口コミやレビューを参考にする方も多いでしょう。
ただし、その情報が必ずしもあなたの赤ちゃんに合うとは限りません。
信頼できるのは、メーカー公式サイトや助産師監修のコンテンツなどです。
また、最近では赤ちゃんのサイズに関する成長曲線データも公開されているので、それを使って自分の子の体格を客観的に見直すこともできます。
情報の出どころを意識するだけで、判断の質が大きく変わってきますよ。
わからないことは、ショップや公式SNSで直接問い合わせてみるのもおすすめです。
正しい情報をしっかりと得て、納得のいく選択をしてくださいね。

フィット感が重要な理由とそのチェックポイント
ピッタリした着心地がなぜ必要?
スワドルアップの特徴は、赤ちゃんの体にぴたっと密着するフィット感にあります。
この密着感こそが、お母さんのお腹の中にいたときのような安心感を赤ちゃんに与えてくれるんですよ。
包み込まれることでモロー反射が軽減され、ぐっすり眠れるようになるんです。
実はフィット感がゆるいと、赤ちゃんが落ち着かずに泣いてしまったり、寝かしつけがうまくいかなかったりするケースが多いです。
特に胸まわりがゆるいと、包まれる感覚が不十分になってしまうんですね。
ですので、「ちょっとキツそう?」と思っても、赤ちゃんがしっかり動けていれば問題ありません。
伸縮性の高い素材で作られているので、苦しくなる心配は少ないですよ。
理想的なフィット状態の目安
では、具体的にどのくらいのフィット感が理想なのでしょうか?
まずは「胸からお腹にかけて余計なゆとりがないこと」が大切なポイントです。
触ったときに布がたるまず、ほどよく張っているのが目安です。
さらに、腕がしっかり上向きの状態で固定されているかも確認してください。
バンザイポーズがきれいにできていると、スワドルアップの効果がしっかり発揮されやすい状態になっていますよ。
逆に、胴回りがブカブカしていたり、手が布の中で自由に動きすぎている場合は、サイズが合っていないかもしれません。
購入後は一度試着して、赤ちゃんの様子をよく観察することが大事です。
大きすぎるサイズの危険性
サイズが大きすぎると、赤ちゃんにとっていろいろなリスクが生まれます。
一番心配なのは、首元や顔まわりの布がゆるんでしまい、呼吸を妨げる可能性があること。
これは絶対に避けたいですよね。
また、フィットしていないスワドルは赤ちゃんにとって不快で、夜泣きや寝ぐずりの原因になることもあります。
「なんとなくサイズが大きめのほうが安全」という先入観は、逆効果になることがあるんです。
安全性と快適さを両立させるためにも、体にぴたっと合ったサイズを選びましょう。
少しの違いが、赤ちゃんの睡眠の質に大きく影響してくるんです。

ステージ1とステージ2の違いと切り替え時期
それぞれのステージの特徴
スワドルアップには大きく分けて「ステージ1」と「ステージ2」があります。
ステージ1は新生児から使えるタイプで、赤ちゃんの両腕が内側に固定されているのが特徴です。
まさに“おくるみ”的な使い方ができるアイテムです。
一方のステージ2は、両腕が出せるようになっていて、寝返りを始める時期にぴったり。
腕を出す・隠すの切り替えができる「トランジション型」もあり、赤ちゃんの成長に応じて使い分けが可能なんですよ。
この2つのステージをしっかり理解しておくことで、使い始めと切り替えのタイミングを逃さずに済みます。
まずはどちらのステージが今の赤ちゃんに合っているかを確認しましょう。
切り替えの目安と注意点
ステージ1からステージ2に切り替えるタイミングは、「寝返りの兆し」が出てきたときです。
赤ちゃんが自分で体をひねったり、横向きに寝るようになってきたら要注意。
それ以降はステージ1の使用を控えたほうが安全です。
また、腕の動きが活発になってきたり、スワドルの中で暴れるようになったら、それも切り替えのサインです。
無理にステージ1を使い続けると、逆に赤ちゃんの動きを制限してしまうこともあります。
ステージ2への移行はスムーズに進めたいところですが、最初は片腕だけ出すなどして段階的に慣れさせる方法も効果的ですよ。
焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。
ステージ選びの前に確認すべきこと
ステージを選ぶ際には、まず「今の赤ちゃんの月齢・体重・動き」の3つをチェックしてください。
この3つの要素が合っていれば、今どちらのステージを使うべきかが自然と見えてきます。
また、「腕をしっかり出せる設計になっているか」「寝返り後も使える仕様か」など、ステージ2の仕様も確認しておきましょう。
特にセーフティ設計になっているものを選ぶと安心です。
判断が難しい場合は、公式の比較表や相談窓口を活用してもOK。
しっかりと下調べをして、安心して使えるステージを選んであげてくださいね。

寝返り時期のサイズ見直しポイント
寝返りとステージ変更の関係
赤ちゃんが寝返りをし始めたら、スワドルアップのサイズやステージを見直す大切なタイミングです。
寝返りをするようになると、腕が中にある状態だと身動きが取れず危険なこともあるため、ステージ1の使用は終了を検討すべきですね。
ステージ2では、腕が外に出せる設計になっているため、寝返りをしても自分で体勢を戻しやすく、安全性が格段に向上します。
この切り替えによって、赤ちゃんがより自然な動きを取りながら眠れるようになりますよ。
したがって、「寝返り=ステージ2への移行」と覚えておくとスムーズです。
赤ちゃんが横を向いたり、体をねじるような動きをし始めたら、切り替えの準備を始めましょう。
腕出し対応が必要になる理由
赤ちゃんが自由に腕を動かせるようになることは、運動機能の発達において重要なステップです。
寝返り期に入ってもスワドルで腕を固定したままだと、バランスを崩したときに頭を支えられず、思わぬ事故につながる可能性があります。
そのため、ステージ2では腕を出せる構造が基本となっていて、安全性をしっかり考慮した設計がされているんですよ。
腕を出した状態に慣れるまで不安がある場合は、片腕だけを先に出して様子を見るのも効果的です。
徐々にステップアップしていくことで、赤ちゃんも環境の変化にスムーズに適応できます。
無理に一気に切り替える必要はありませんので、ゆっくり進めましょう。
寝返り前後のリスク回避
寝返りが始まると、布団の上でうつ伏せになってしまう場面が増えます。
このとき、腕が自由でないと自力で元に戻れず、顔が塞がれてしまうリスクがあります。
これを防ぐためにも、寝返りが始まる時期は特に注意が必要なんです。
スワドルアップのステージ変更に加えて、寝かせる環境も見直しておくと安心ですね。
枕やぬいぐるみなど、顔周りに布がない状態にしておくことも重要な安全対策です。
大切なのは、赤ちゃんの動きを制限しないことと、安全に寝返りができる状態をつくること。
正しいステージとサイズ選びが、その環境を整えるための第一歩になります。

赤ちゃんの睡眠をスワルドで快適に!

この記事では、スワドルアップのサイズ選びについて、体重を基準にする重要性やフィット感の確認ポイント、そしてステージ1からステージ2への切り替え時期について詳しく解説してきました。
また、寝返りを始めた赤ちゃんにとって安全なサイズ選びが必要であることにも触れました。
記事を執筆していく中で感じたのは、「ただ大きめを選べば長く使える」という考えが、実は赤ちゃんにとってマイナスになる可能性があるということ。
赤ちゃんの成長は予測不能だからこそ、今この瞬間に合ったサイズを選ぶことが何より大切なんですね。
赤ちゃんが快適に、そして安全に眠れるおくるみを選ぶために、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
スワドル選びに迷っていた方も、今日からは自信を持って選べるようになりますように。
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